梅は昔から日本にあるの?
梅干しを食べるのは日本人だけ・・・というイメージがありますが、
いつから梅干しは日本で食べられるようになったのでしょうか?
日本の物と思っていたら実は元は海外から入ってきたもの、
という食べ物はたくさんあります。梅干しもご多分に漏れず、
そのルーツは中国になります。ただ形は現在の梅干しとは違い、
もっと漢方薬に近いものだったようです。
中国には昔から「烏梅(うばい)」と呼ばれるものがあります。
中国湖南省の馬王堆漢墓(マオウタイカンボ)という古墳(前漢時代:紀元前206~8年頃。
「生きているミイラ」と呼ばれる、
本物の人間のように保存状態がとてもいいミイラが出土したことで特に有名)から、
梅の化石が発掘されました。真っ黒な石のようなものです。
確認された梅の中ではこれが最古のようです。
中国では梅を摘んで、藁などの火で炙って薫製にしたものが、
漢方薬として珍重されてきました。
「烏」という文字が「カラス」であるように、真っ黒に薫製したもの、ということでしょう。
ちなみに中国では、烏梅という漢方薬として、現在も使われています。
他に、話梅(わーむい)という、
干した後に甘みをつけたお菓子として食べられています。